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GLシェーグレン症候群診療ガイドライン2017年版
治療のポイント
・涙腺,唾液腺などの腺病変による乾燥症状に対しては,対症療法を行う.
・関節,肺,腎,神経,血球などの腺外病変に対しては,障害臓器とその程度によりステロイドと免疫抑制薬による加療を行う.
◆病態と診断
A病態
・涙腺,唾液腺などの腺組織の破壊による乾燥症状,抗SS-A抗体などの免疫異常,腺外症状をきたす原因不明の自己免疫疾患である.
B診断
・1999年の厚生省改訂診断基準が,感度特異度に優れる.①涙液分泌低下と角膜障害の存在,②唾液分泌低下と画像検査での機能低下所見,③小唾液腺生検での炎症細胞浸潤の存在,④抗SS-A抗体/抗SS-B抗体のうち2項目以上陽性,で診断する.
◆治療方針
A眼球乾燥症状(ドライアイ),乾燥性角膜障害に対して
1.軽症
Px処方例 下記のいずれかを用いる.
1)ホウ酸・無機塩類配合剤(人工涙液マイティア
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