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GL脳腫瘍診療ガイドライン2019年版(第2版)
ニュートピックス
・「WHO2021脳腫瘍分類(改訂第5版)」が発刊され,原発性脳腫瘍の分類は分子遺伝学的情報を重視した統合遺伝子診断がさらに拡張された.
・病名の末尾にNOS(not otherwise specified;特定のWHO診断に必要な検査を実施できていない,2016年から登場)を付けるオプションに加えて,NEC(not elsewhere classified;特定のWHO診断に必要な検査を実施したが,その結果ではWHO2021分類に該当するものがない)が登場した.
・放射線治療とテモゾロミドの治療歴がある悪性神経膠腫に,脳腫瘍ウイルス療法薬のテセルパツレブ(デリタクト)が認可された(2023年9月の時点では供給制限の解除待ち).
・転移性脳腫瘍は肺癌が原発でALKまたはRET融合遺伝子・EGFRドライバー変異を有す