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GLパーキンソン病診療ガイドライン2018
ニュートピックス
・2022年に遠隔調整が可能である脳深部刺激療法(DBS)デバイスが承認された.
治療のポイント
・薬剤によって調整が困難な運動合併症(ウェアリングオフ,ジスキネジア)や振戦は,外科治療の適応となりうる.
・運動症状の程度や,認知機能低下・精神症状の有無によって適応が変わるため,専門施設の多職種チームによる適応評価と治療選択が重要である.
◆病態と診断
A病態
・進行期パーキンソン病では,ドパミン神経終末の減少によりドパミン貯蔵能が減少し,ウェアリングオフが生じる.
・ドパミン放出がレボドパ血中濃度に依存するようになるためパルス状のドパミン受容体刺激が起こり,ジスキネジアを生じる.
B診断
・各国の専門医のコンセンサスに基づく進行期パーキンソン病の診断指標では,運動症状,非運動症状,機能障害に基づいて判断し,服薬回数が5回以上かつオフ時