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治療のポイント
・芍薬甘草湯が疼痛軽減に有効.効果の向上には適切な服薬時間の選択が重要.
・誘発因子対策を十分行い,薬物療法を漫然と行わない.
◆病態と診断
・筋クランプは骨格筋の発作的な過剰収縮で生じ,強い痛みをきたす.生理的なものは,夜間睡眠時や激しい運動中に下腿三頭筋に好発する.
・誘発因子として,筋疲労,寒冷,脱水,電解質異常(K,Ca,Mg),妊娠,加齢がある.
・2次性として,神経疾患ではパーキンソン病が多い.その他,血液透析,肝硬変,甲状腺機能低下症,副腎機能低下症で生じる.薬剤性ではスタチン製剤,利尿薬,β遮断薬などがある.
◆治療方針
予防にはストレッチ,マッサージ,保温,水分補給が重要.発作持続時に薬物療法を行う.薬剤性を疑うときは原因薬剤を減量・中止する.代謝・内分泌異常では原疾患の対処を同時に行う.
A疼痛発作の薬物療法
Px処方例 まず1)を投与し,無効の場合は2)~
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