頻度 あまりみない
GL筋チャネル病 遺伝性周期性四肢麻痺(指定難病115)非ジストロフィー性ミオトニー症候群(指定難病114) 診療の手引き(案)(2021)
治療のポイント
・弛緩性の四肢麻痺を繰り返す場合は,その誘因や家族歴を確認する.
・弛緩性の四肢麻痺を診たら,血清K値を測定し,心電図を確認する.
・血清K値の低下または増加の原因となる疾患を鑑別する.
・発作時の治療は,まず血清K値の補正を行う.
◆病態と診断
A病態
・周期性四肢麻痺は,四肢の骨格筋に発作性に弛緩性麻痺を繰り返す疾患群である.
・発作時の血清K値により,低K性と高K性に分類され,正K性は低K性に含まれるとの考えがある.
・原因により,イオンチャネル遺伝子異常が原因の遺伝性と,甲状腺疾患などが原因の症候性に分けられる.
・甲状腺機能亢進症に伴う低K性周期性四肢麻痺が最も頻度が多い.
・電位依存性CaチャネルをコードするCACNA1S遺伝子
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