ニュートピックス
・2018年度診療報酬改定において「療養・就労両立支援指導料」が創設され,算定要件が緩和されてきた.対象疾患は,癌,脳血管疾患,肝疾患(慢性経過),指定難病であったが,2021年4月に心疾患,糖尿病,若年性認知症が追加された.
A両立支援とは
治療と仕事の両立支援とは,治療と仕事を両立させたいという患者本人の希望を受けて,医療機関と職場,支援機関などのさまざまな立場から支援を行い,患者本人が生き生きと働き続けることを目指す支援である.
支援の実施と両立支援に関わる関係者との調整を行う両立支援コーディネーターが養成されている.両立支援コーディネーターが行う具体的な支援は,患者本人の同意のうえで,治療に関する情報や業務に関する情報などを得て,患者の治療状況に応じた必要な配慮などの情報を整理し,患者本人に提供することである.
「療養・就労両立支援指導料」は,患者本人と企業が共同で作