診療支援
治療

腰椎分離症・分離すべり症
lumbar spondylolysis and isthmic spondylolisthesis
大島 寧
(東京大学准教授・整形外科学)

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治療のポイント

・青少年において早期に分離症の診断がつけば,安静により骨癒合が得られる可能性がある.

・成人後に分離部のすべりを生じると下肢痛などの神経症状を呈することがある.

◆病態と診断

A病態

・発育期の腰椎分離症は椎弓の関節突起間部の疲労骨折であり,青少年のスポーツ選手に好発する.

・腰椎の伸展・回旋を繰り返すことが原因と考えられている.

・分離部が治癒しないと偽関節となり(終末期),滑膜炎などにより腰痛が持続することがある.

・成人期にすべり症に移行して下肢痛

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