頻度 よくみる
治療のポイント
・若年であっても運動機能の低下が生じはじめていることがある.
・特に合併疾患や障害がある場合は,これに起因する運動機能の低下を生じやすく,専門医の受診を含め注意深く観察し評価する必要がある.
・運動機能低下によって何が問題になるのか患者や家族が理解できるように説明し,問題意識をもって取り組めるよう促す.
・毎日少しずつでも,継続して「片脚立ち」や「スクワット」などのトレーニングを実施することが推奨される.
・運動習慣がなく,たまにの運動であったとしても,移動機能の維持には役立つ可能性があるので,環境やコミュニティも利用して運動機会を確保していくよう指導する.
◆病態と診断
A病態
・ロコモティブシンドローム(ロコモ)は,運動器症候群ともいわれ,運動器の障害のために立ったり歩いたりするための身体能力の低下を生じ,移動機能低下をきたした状態のことをいう.
B診断
・運動機能テストであ