GL乾癬の光線療法ガイドライン(2016)
治療のポイント
・現在保険適用になっている紫外線治療対象疾患は,尋常性乾癬,尋常性白斑,掌蹠膿疱症,アトピー性皮膚炎,円形脱毛症,類乾癬,菌状息肉症,悪性リンパ腫,慢性苔癬状粃糠疹である.
・紫外線治療では現在,ナローバンドUVB(中波長紫外線UVB:311nmピーク),あるいはエキシマレーザー/ライト光源のターゲット型(UVB小範囲用:308nmピーク),そして外用PUVA(メトキサレン外用後 ultraviolet A照射),PUVAバス(後述),内服PUVA(ソラレン内服後 ultraviolet A照射)治療が主体となっている.
・紫外線の適量は個人差があり,UVB波長を出す機器についてはあらかじめ最小紅斑量(MED:minimal erythema dose)を測定しておき,初回からは少量からMED量~最適量になるように徐々に照射量を上げながら