頻度 あまりみない
GL重症多形滲出性紅斑 スティーヴンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死症診療ガイドライン(2016)
ニュートピックス
・スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS:Stevens-Johnson syndrome),中毒性表皮壊死症(TEN:toxic epidermal necrolysis,ライエル症候群)において,経過中に敗血症をきたすと死亡率が高くなること,患者が基礎疾患の治療などでステロイド投与中である場合に死亡率が高いことが示唆された.
治療のポイント
・臨床症状・血液学的検査・皮膚生検所見などから発症早期に正確な診断を行うことが正しい治療につながることを理解する.
・薬疹が疑われ,高熱,粘膜症状が高度な場合,臓器障害,食欲の低下などがみられた場合は,直ちに皮膚科専門医に紹介し入院治療を含む適切な治療を行う.
・SJS/TENと確定診断された症例では,発症初期に感染症や