診療支援
治療

多嚢胞性卵巣症候群
polycystic ovary syndrome(PCOS)
松崎利也
(吉野川医療センター・副院長(徳島))

このコンテンツは旧版です。
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GL産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023

GL生殖医療ガイドライン(2021)

ニュートピックス

・2022年4月に,レトロゾール,メトホルミン,カベルゴリンなど,多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診療に関する複数の薬剤が保険適用となった.

・日本産科婦人科学会,多嚢胞性卵巣症候群の診断基準改定案(2024)が公開されている.

治療のポイント

・「肥満を伴う症例」では減量を第1選択とする.

・「挙児希望のない症例」の月経不順には,黄体ホルモンで子宮内膜を保護する.

・「挙児希望のない症例」の多毛,ニキビには,経口避妊薬を用いる.

・「挙児希望のある症例」の「不妊治療」では,薬剤による排卵誘発や手術(腹腔鏡下卵巣開孔術)を行う.

◆病態と診断

A病態

・卵巣でアンドロゲンが過剰に産生され,肥満とインスリン抵抗性が病態を増悪させる.月経周期異常,多毛,不妊などをきたし

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