診療支援
治療

過期妊娠
postterm pregnancy
南佐和子
(和歌山県立医科大学病院教授・総合周産期母子医療センター)

頻度 あまりみない

治療のポイント

・過期妊娠では死産および新生児罹患率が上昇する.

・胎児の健常性(well-being)の評価を行い,早期に分娩を終えることが望ましい.

◆病態と診断

・妊娠42週0日以降に妊娠が継続している状態を過期妊娠と定義されている.この時期の分娩を過期産という.

・日本では,妊娠初期に超音波検査を用いて胎児の頭殿長の計測より分娩予定日の修正が行われること,妊娠42週未満で分娩誘発が行われることが多いため,過期妊娠の頻度は低く減少傾向にある.1980年には全

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