ニュートピックス
・COVID-19の感染拡大禍での面会やケアの制限による,親のメンタルヘルスの不調や子どもの発達の遅れなどが報告されてきている.
治療のポイント
・保護者は妊娠・出産の過程で傷つきを抱えていることが少なくなく,子育てに不安を感じやすい.
・神経発達症に近い病態像を示すこともあり,慎重なフォローアップが必要である.
・複合的なアセスメントをもとにした他職種・他機関との連携を積極的に行っていく.
◆病態と診断
・1歳半頃までは予定日換算の修正月齢で発達をフォローしていく.体調が安定することで急速に発達が追い付いてくることがある.
・極低出生体重児の神経発達症(発達障害)の有病率は高い.超早産児にみられる自閉スペクトラム症は,正期産児とは臨床症状が異なり,その病態の基盤が異なる可能性が指摘されている.
・成長してからの内分泌的な問題や生活習慣病発症のリスクが高い.
◆治療方針
心理職や理学療法士・