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治療のポイント
・安易にビタミン剤の点眼処方で済ませない.
・「疲れる」を別の言葉で置き換えて表現してもらうと本質が現れやすい.
・原因となる眼疾患の診断のため,眼科医へのコンサルトが必要.
◆病態と診断
・『アイフレイル世代に聞いた「目の健康に関する意識調査」』によると,眼精疲労を含めた「眼不快感」は,老視関連症状とともに多い自覚症状である.
・目に限らず「疲れる」という言葉は心身の不調を訴えるのにとても便利な言葉だが,その表現の裏にはいろいろな原因が潜んでいることが多い.「目が疲れる」という症状を,「疲れる」という単語を使わずに表現し直してもらうと,訴えの本質が現れてくることがしばしばある.「しょぼしょぼする」「目を開けているのがつらい」「目の奥が苦しい」「見づらい」といった別の意味の言葉を使う人が多く,症状から推察される原因に応じ対処方法は異なってくる.
・原因究明には多くの場合眼科