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ニュートピックス
・2022年度診療報酬改定で,大腿骨近位部骨折の患者を対象として,骨粗鬆症の評価と治療の“開始”と“継続”を評価する「二次性骨折予防継続管理料」が新設された.
・「薬剤関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023」が公開された.
治療のポイント
・脆弱性骨折の既往により,既往と異なる部位の骨折リスクも上昇する「骨折ドミノ」という概念がある.
・脆弱性骨折は骨粗鬆症の合併症であり,骨粗鬆症治療の適応である.
・骨密度は,DXA(dual-energy X-ray absorptiometry)で腰椎と大腿骨近位部を評価する.
A脆弱性骨折の既往を把握する
転倒・骨折は介護が必要となる原因の第3位である(令和4年国民生活基礎調査).脆弱性骨折(大腿骨近位部骨折,椎体骨折,上腕骨近位部骨折,橈骨遠位端骨折)のうち,大腿骨近位部骨折の既往により,対側の骨