10．産婦人科疾患

丁　宗鐵

（日本薬科大学教授・名誉学長）

菊谷健彦

（東戸塚記念病院・麻酔科部長）

　漢方薬は西洋薬が使用できない，または西洋薬を拒否する妊婦・授乳婦に対して代替薬として比較的安全に使用できる．

‍　妊娠悪阻　小半夏加茯苓湯薬は，頻回に冷服すると治療効果が上がる．図

‍　月経前症候群　漢方医学的にお血が関与していると考えられるので，駆お血剤が主として用いられる．図

‍　不妊症，習慣性流産，不育症　特に漢方治療の対象となるのは，冷え症，虚弱体質などによる場合である．

　当帰芍薬散薬，温経湯薬，

初出:今日の治療指針2024年版 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年11月7日　掲-ID：c24_05343-00_a035b001z0010）