適応
気管支喘息
用法
1回80mg 1日1回 夕食後 注意高齢者は低用量(40mg/日)から開始等注意
注意
〈基本〉
➊気管支拡張薬,全身ステロイド薬と異なり,既に起きている発作を速やかに軽減する薬剤ではないことを患者に十分説明
②季節性患者では,好発季節を考えて,その直前から開始し,終了時まで継続が望ましい
③気管支喘息に投与中,大発作があれば,気管支拡張薬或いはステロイド薬投与の必要
④長期ステロイド療法で,本剤投与によりステロイド減量する場合は,十分な管理下で徐々に
⑤本剤使用によりステロイド維持量を減量して,本剤を中止する場合は,原疾患再発のおそれあり注意
〈小児〉未確立(使用経験ない) 〈妊婦〉有益のみ(動物で母動物の貧血により二次的に誘発されると考えられる胎児の心室中隔欠損が有意に多く認められている) 〈授乳婦〉授乳回避(動物で母乳中移行の報告) 〈高齢〉薬物動態試験でT1/2が長くなり,AUCが大きくなる傾向→低用量(40mg/日)から開始等慎重に
相互
〈併用注意〉
1)溶血性貧血が報告されている薬剤(フェナセチン等の解熱消炎鎮痛薬,セフェム系抗生物質等):動物の亜急性,慢性毒性試験において,高用量で溶血性貧血(前記薬剤との併用により溶血性貧血の危険性が高まる)→異常で中止等処置
2)アスピリン:ヒト血清蛋白結合に対する相互作用の検討(in vitro)において,アスピリン添加により本剤の非結合型濃度が26%上昇
慎重
1)高齢者
2)肝障害(黄疸,肝機能異常.又,稀に劇症肝炎が報告)
副作用
〈重大〉重篤な肝機能障害(0.2%)(黄疸,AST・ALTの上昇等を伴う),劇症肝炎(0.1%未満)が報告→中止し処置.定期的(1カ月に1回)に肝機能検査を実施 〈その他〉
1)過敏症(発疹,瘙痒)→中止し処置
2)肝臓(AST・ALT・Al-P・LDH・γ-GTPの上昇)→中止し処置.定期的(1カ月に1回