適応
以下の疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難等の諸症状の寛解 錠気管支喘息,慢性気管支炎,喘息性気管支炎,気管支拡張症,肺気腫 シ気管支喘息,急性気管支炎,喘息様気管支炎 皮気管支喘息
用法
錠1回4mg 1日3回(増減) 皮1回0.2mg 皮下注(増減) 小児錠6歳以上:1回2mg,5歳以下:1回1mg 1日3回(増減) シ0.225mg/kg/日 分3(増減)〔0.5歳~1歳未満:1.5~2mg/日,1歳~3歳未満:2~3mg/日,3歳~5歳未満:3~4mg,5歳~7歳未満:4~5mg〕 皮6歳以上:1回0.1mg,5歳以下:1回0.05mg 皮下注(増減)
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊適切な用法・用量で効果ない場合は中止.錠シ尚,小児には適切な使用法を指導し,経過観察を十分に
➋過度の使用継続で不整脈,場合により心停止あり→過度の使用に注意
〈適用上〉皮皮下注にのみ使用(静注は未確立) シ薬剤調製時及び投与時の注意:ステンレス,アルミ以外の金属(鉄,銅等)に接触すると変色するおそれがあるので注意 〈その他〉(海外)切迫早産治療への使用(適応外)で,母体において重篤な循環器系副作用や死亡の報告
患者背景
〈合併・既往〉
①甲状腺機能亢進症(動悸,頻脈を助長)
②高血圧(血圧上昇)
③心疾患(症状悪化)
④糖尿病(血糖値上昇)
⑤低酸素血症(血清K値をモニターすることが望ましい.低酸素血症では血清K値の低下により心リズムに及ぼす作用が増強される恐れ)
〈妊婦〉妊A有益のみ.妊娠3カ月以内は非推奨 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(経口投与後8時間までの母乳中濃度は,平均3.5ng/mLの報告) 〈小児〉低出生体重児・新生児を対象とした臨床試験未実施 〈高齢〉(シは除く)注意
相互
〈併用注意〉
1)カテコールアミン製剤(アドレナリン,イソプロテレノール等):不整脈,場合により心停止あり(アドレナリン