適応
1テガフール・ウラシル通常療法:次の疾患の自覚的・他覚的症状の寛解:頭頸部癌,胃癌,結腸・直腸癌,肝臓癌,胆嚢・胆管癌,膵臓癌,肺癌,乳癌,膀胱癌,前立腺癌,子宮頸癌
2ホリナート・テガフール・ウラシル療法:結腸・直腸癌
注意術後補助療法におけるホリナート・テガフール・ウラシル療法の有効性及び安全性は未確立
用法
1テガフールとして1日300~600mg 分2~3 〔子宮頸癌〕1日600mg 分2~3 ►他の抗悪性腫瘍剤との併用の場合は,上記に準ずる 2テガフールとして1日300~600mg(300mg/m2を基準) 分3(約8時間毎) 食事の前後1時間を避けて経口投与 尚,ホリナートとして75mg 分3(約8時間毎) 本剤と同時に経口投与 以上を28日間連日経口投与し,その後7日間休薬.これを1クールとして繰り返す ►ホリナート・テガフール・ウラシル療法は食事の影響を受けるので,食事の前後1時間を避けて投与 ►1日の投与スケジュールは以下を参考 a)体表面積:<1.17m2→UFT 300mg/日(午前:100mg・午後:100mg・夜間:100mg) b)体表面積:1.17~1.49m2→UFT 400mg/日(午前:200mg・午後:100mg・夜間:100mg) c)体表面積:1.50~1.83m2→UFT 500mg/日(午前:200mg・午後:200mg・夜間:100mg) d)体表面積:>1.83m2→UFT 600mg/日(午前:200mg・午後:200mg・夜間:200mg)
!警告
1)劇症肝炎等の重篤な肝障害が起こることがあるので定期的(特に投与開始から2カ月間は1カ月に1回以上)に肝機能検査等,肝障害の早期発見に努める.肝障害の前兆又は自覚症状と考えられる食欲不振を伴う倦怠感等の発現に注意→黄疸(眼球黄染)あれば直ちに中止し処置
2)テガフール・ギメラシル・オ
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