適応
1以下の下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制:股関節全置換術,膝関節全置換術,股関節骨折手術
2静脈血栓塞栓症の発症リスクの高い,腹部手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制
注意2腹部手術のうち帝王切開術施行患者における有効性・安全性は確立していない→リスクとベネフィットを十分考慮(使用経験は少ない)
用法
1回2,000IUを,原則12時間毎に1日2回連日皮下注 注意
①国内臨床試験で15日間以上投与の有効性及び安全性は未確立
②原則として,術後24~36時間に手術創等からの出血がないことを確認してから開始
③腎障害患者では血中濃度が上昇し,出血の危険性増大の恐れ.Ccr30~50mL/minでは国内臨床試験成績も踏まえて,症例毎の血栓リスク及び出血リスクを勘案して適用を慎重に判断.尚,出血の危険性が高い際は,投与間隔を延長が望ましい(2,000IUを1日1回)
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