適応
インフルエンザの予防
用法
13歳以上:0.5mL 皮下注 1回又は約1~4週間の間隔をおいて2回注射 小児6カ月以上3歳未満(第一三共は1歳以上):0.25mL 3~13歳未満:0.5mL(2~4週間おいて2回接種) 注意
①接種間隔:免疫効果を考慮すると4週間おくことが望ましい
②0.25mL接種患者を対象としない(0.5mLシリンジ製剤)
③同時接種:医師が必要と認めた場合は他のワクチンと同時接種可
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)本剤の成分によってアナフィラキシーの既往
4)その他,予防接種を行うことが不適当な状態
注意
〈基本〉
①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を調べる
③(チメロサール含有製剤のみ)チメロサール含有製剤投与(接種)により過敏症(発熱,発疹,蕁麻疹,紅斑,瘙痒等)→問診,観察
➍接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合は,速やかに医師の診察を受けるように知らせる
〈適用上〉
①接種時
a)滅菌されたディスポーザブル品を使用
b)室温になってから,必ず振り混ぜ均等にして使用
c)他のワクチンと混合して接種不可
d)容器の栓及びその周囲をアルコールで消毒後,所要量を注射器内に吸引.雑菌が迷入しないよう注意.又,栓を取り外し,或いは他の容器に移し使用しない
e)注射針の先端が血管内に入っていないことを確認
f)一度針をさしたものは,遮光して,10℃以下に凍結を避けて保存し,24時間以内に使用
②接種部位:通常上腕伸側とし,アルコールで消毒.同一接種部位に反復接種しない
患者背景
〈接種要注意者〉次のいずれかに該当する場合は健康状態と体質を勘案し,診察