適応
SARS-CoV-2による感染症の予防 注意予防効果の持続期間は未確立
用法
初回免疫として,1回0.3mLを合計2回,3週間間隔で筋肉内に接種.追加免疫として1回0.3mLを筋肉内接種 注意
①初回免疫
a)接種対象:12歳以上
b)接種間隔:1回目の接種から3週間を超えた場合にはできる限り速やかに2回目の接種を実施
c)接種回数:2回接種により効果が確認→原則として,同一の効能・効果の他のワクチンと混同することなく2回接種するよう注意
②追加免疫
a)接種対象者:過去に初回免疫又は追加免疫としてSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のある12歳以上.SARS-CoV-2の流行状況や個々の背景因子等を踏まえ,ベネフィットとリスクを考慮し,追加免疫の要否を判断
③接種時期:通常前回のSARS-CoV-2ワクチンの接種から少なくとも3カ月経過後に接種可
④コミナティ筋注(起源株)以外のSARS-CoV-2ワクチン接種者に追加免疫として接種した際の有効性・安全性は未確立
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴
4)予防接種の実施が不適当な状態
注意
〈基本〉
①予防接種実施規則及び新型コロナウイルス感染症に係る臨時の予防接種実施要領に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察によって健康状態を調査
➌被接種者又は保護者に接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した際には速やかに診察を受けるよう事前に周知
④ショック,アナフィラキシーの発現がある為,接種前に過敏症の既往に関する問診を十分に行い,接種後一定時間,被接種者の状態を観察することが望ましい.当該事象が認められた被接種者に対し,以降の本剤接種を行わない
⑤接種直後又は接種後に注射