適応
SARS-CoV-2による感染症の予防 注意予防効果の持続期間は未確立
用法
追加免疫として1回0.5mLを筋肉内接種 注意
①追加免疫に使用.初回免疫には使用しない
②過去に初回免疫又は追加免疫としてSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のある12歳以上が接種対象者.SARS-CoV-2の流行状況や個々の背景因子等を踏まえ,ベネフィットとリスクを考慮し,追加免疫の要否を判断
③通常前回のSARS-CoV-2ワクチンの接種から少なくとも3カ月経過後に接種可
④スパイクバックス筋注(1価:起源株)以外のSARS-CoV-2ワクチン接種者に追加免疫として接種した際の有効性・安全性は未確立
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)重篤な過敏症
4)予防接種の実施が不適当な状態
注意
〈基本〉
①予防接種実施規則及び新型コロナウイルス感染症に係る臨時の予防接種実施要領に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察によって健康状態を調査
③ショック,アナフィラキシーの発現がある為,接種前に過敏症の既往等に関する問診を十分に行い,接種後一定時間,被接種者の状態を観察することが望ましい.当該症状の発現例には以降の接種は行わない
➍心筋炎,心膜炎の発現がある.被接種者又は保護者に対して心筋炎,心膜炎が疑われる症状(胸痛,動悸,むくみ,呼吸困難,頻呼吸等)が認められた際には,速やかに診察を受けるよう事前に周知
➎ギラン・バレー症候群が報告.被接種者又は保護者に対して同症候群が疑われる症状(四肢遠位から始まる弛緩性麻痺,腱反射の減弱又は消失等)が認められた際は直ちに医師等に相談するよう予め説明
➏被接種者又は保護者に接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した際には速やかに診察を受け