診療支援
薬剤

リドカインE
1214
lidocaine
キシロカイン(サンドP)  1214
 ゼリー:2%(リドカイン塩酸塩として)(30mL/本)
リドカイン塩酸塩(2% 日新)

適応

表面麻酔

用法

〔尿道麻酔〕男性200~300mg 女性60~100mg 〔気管内挿管〕適当量を使用(増減)

禁忌

過敏症(本剤,アミド型局所麻酔薬)

注意

〈基本〉

①ショック或いは中毒症状→十分な問診により全身状態の把握,直ちに救急処置のとれる準備

②ショック又は中毒症状防止のため以下の点に留意

a)全身状態の観察

b)部位に応じ,必要最少量の使用.特に他のリドカイン製剤と併用時,総リドカイン量を考慮

c)気道内表面麻酔の場合,吸収が速いのでできるだけ少量で使用

d)外傷,びらん,潰瘍又は炎症部位への投与注意

e)前投薬,鎮静薬,鎮痛薬等により呼吸抑制の恐れ→少量より投与し,必要に応じ追加.高齢者,小児,全身状態不良,肥満,呼吸疾患では特に注意.異常時は適切な処置

③誤嚥・口腔内咬傷の危険増大の恐れ

④ポルフィリン症患者に投与した場合,急性腹症,四肢麻痺,意識障害等の急性症状誘発の恐れ

⑤眼に使用不可

⑥金属を侵すので長時間接触させない

〈小児〉幼児(特に3歳以下)では麻酔効果の把握が困難→高用量,頻回投与による中毒に注意,低用量から開始等慎重に 〈妊婦〉妊A有益のみ(未確立) 〈高齢〉慎重に(忍容性低下)

相互

〈併用注意〉クラスⅢ抗不整脈薬(アミオダロン等):心機能抑制作用増強→心電図検査等によるモニタリング 飲食物

慎重

1)高齢者又は全身状態不良(忍容性低下)

2)心刺激伝導障害(症状悪化)

3)重症の肝機能障害,腎機能障害(中毒症状が発現し易い)

4)幼児

過量投与

〈症状〉中枢神経系:初期症状として不安,興奮,多弁,口周囲の知覚麻痺,舌のしびれ,ふらつき,聴覚過敏,耳鳴,視覚障害,振戦等.症状が進行すると意識消失,全身痙攣,これらに伴い,低酸素血症,高炭酸ガス血症.重篤な場合は呼吸停止 〈処置〉呼吸維持,酸素の十分な投与.必要に応じ人工呼吸.振戦,痙攣時はジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チ

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