診療支援
薬剤

リドカインE
1214
lidocaine
キシロカイン(サンドP)  1214
 スプレー:8%(80g/本)
リドカインポンプスプレー(8% 日新)

適応

表面麻酔

用法

8~40mg(1~5回の噴霧)(増減) ►添付のノズルを装着し,ノズル内に溶液が充満するよう,患部に噴霧する前に火気に注意して,少なくとも5回空噴霧した後に麻酔部位に噴霧.麻酔部位に噴霧する際には溶液が霧状となるようノズルを強く押す ►1押し毎に溶液0.1mL(リドカイン8mg含有)が噴霧.通常1~5回の噴霧(溶液0.1~0.5mL:リドカインとして8~40mg)で十分.広範な部位を麻酔する場合及び麻酔効果をより長時間持続させる場合は噴霧回数を適宜調節.但し一時に25回(リドカインとして200mg)以上の噴霧は回避 ►小児に使用する場合や扁桃炎等で充血している場合は十分注意 ►残液量が少なくなった場合はチューブの先端が下側になるようにして使用

禁忌

過敏症(本剤,アミド型局所麻酔薬)

注意

〈基本〉

①ショック或いは中毒症状→十分な問診により全身状態の把握,直ちに救急処置のとれる準備

②ショック又は中毒症状防止のため以下の点に留意

a)全身状態の観察

b)部位に応じ,必要最少量の使用.特に他のリドカイン製剤と併用時,総リドカイン量を考慮

c)気道内表面麻酔の場合,吸収が速いので,できるだけ少量で使用

d)外傷,びらん,潰瘍又は炎症部位への投与注意

e)前投薬,鎮静薬,鎮痛薬等により呼吸抑制→少量より投与し,必要に応じ追加.高齢者,小児,全身状態不良,肥満,呼吸疾患では特に注意,異常時は適切な処置

③誤嚥・口腔内咬傷の危険増大

〈適用上〉

①眼に使用不可

②気管内チューブには噴霧しない〔チューブのカフ部分の破損(ピンホール),マーキング消失の恐れ〕

③ノズルの先端を切らない(噴霧パターンが変わる)

④使用後にエタノールで浸漬(薬液がノズルの中で結晶化し目詰まり)

⑤火気に注意(エタノール,マクロゴール400含有)

⑥ノズル接合部の緩みのないことを確認

a)ノズルを曲げる時ノズル根元及び先端部に無理な

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