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治療のポイント
・動悸とは,心臓の拍動を自分で感じてしまう状態である.心疾患や肺疾患に原因を有するもの,あるいは心因性,ストレス性のものなど多岐にわたる.
・そもそも動悸を自覚するだけであれば異常とはいえない.治療の適応の有無を判断するうえで大事なことは本人の自覚の強弱のみでなく,理学所見の異常を伴うか,他の随伴症状を検討することである.どのようなときに動悸を感じるか,その頻度と持続時間はどうか,運動に伴って消失するか,眼前暗黒感を伴うか,などを聴取しながら適切な検査を選択して原因となる疾患を鑑別していくことが求められる.
◆病態と診断
A病態
・動悸とは自覚症状をもとにした症候名であるので,病態は多岐に及ぶ.精神的なストレスや疲れにより正常の心臓の拍動を動悸と感じることもあれば,心筋梗塞などの虚血性心疾患,心室頻拍などの不整脈,消化管出血による貧血,アルコールやテオフィリン中毒などで
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