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GL血尿診断ガイドライン2023
治療のポイント
・肉眼的血尿の約2割は尿路悪性腫瘍(多くが膀胱癌)によるため,泌尿器科へ紹介することが望ましい.特に無症候性の肉眼的血尿では最大限の注意を払う.
・側腹部痛,下部尿路症状を伴う場合,尿路結石,尿路感染のことが多い.
・糸球体疾患でも,感染などを契機に病勢が強まるとコーラ色の肉眼的血尿を呈することがある.
◆病態と診断
A病態
・定義:肉眼的血尿とは,多数の赤血球を含む赤褐色~茶褐色の尿である.尿1Lに血液が1mL混入すると視認できる.
・肉眼的血尿と区別すべき着色尿としてミオグロビン尿,ヘモグロビン尿,ビリルビン尿などがある.
・原因疾患:肉眼的血尿の約2割は尿路悪性腫瘍によるものである.加齢,喫煙,男性は危険因子であり,中高年男性の無症候性肉眼的血尿では膀胱癌を第一に考える.また,尿路結石,尿路感染も多いが,一般に側腹部痛や発熱,頻尿などの症