このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の治療指針2026年版」から検索してご利用ください。
頻度 ときどきみる
◆病態と診断
A病態
・血圧を考える場合,電気のオームの法則を適応して考えるとわかりやすい.すなわち血圧(BP)は,心拍出量(CO)と末梢血管抵抗(SVR)の積(BP=CO×SVR)となる.血液分布異常性とは,血管抵抗が低下する病態である.血液分布異常性ショックは,血管抵抗の低下(血管容積は増大)により血液の分布異常が生じ,ショックを呈する場合をいう.末梢の毛細血管の拡張は血管透過性の亢進を伴い,血管内から周囲組織への血液成分の漏出となり,低血圧による組織低灌流とともに病態の一因となる.
・敗血症の炎症性サイトカインによる敗血症性ショック,ケミカルメディエーターによるアナフィラキシーショック,高位脊髄損傷などから交感神経が遮断することによる神経原性ショック,末梢血管拡張作用のある薬剤・中毒などが原因となる.
B診断
・敗血症性ショック:「敗血症―初期治療」の項(→)を参照.
・アナフ
残り約1100文字