今日の診療
治療

脊髄損傷
spinal cord injury
松本聡子
(労働者健康安全機構北海道せき損センター・副院長)

頻度 あまりみない(約6,000人/年)

治療のポイント

・搬送から検査時でも的確な固定を行い脊髄の2次損傷予防に努める.

・バイタル急変への対応:第5胸髄より頭側の損傷では,徐脈,低血圧,呼吸筋麻痺および気道分泌物増加による窒息に注意する.

・適切な麻痺の評価:損傷高位評価は治療方針決定と予後予測に重要.肛門括約筋機能検査も可能な限り行う.

・迅速な専門医コンサルト:「秒」から「年」単位での包括的専門治療が予後に大きく影響する.初期診療では脊椎不安定性と神経学的評価と同時に専門医コンサルトを開始する.

・受傷直後に完全麻痺と評価されても,不全麻痺へ回復を示す例は少なくない.

◆病態と診断

A病態

・受傷時外力で脊髄実質の損傷が1次損傷として生じ,2次損傷として脊髄内の腫脹・浮腫・虚血・炎症・アポトーシスの進行などで悪化する.脊柱不安定性を呈しても必ずしも骨傷を伴わないこともある.変性変化のある脊柱,後縦靭

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