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頻度 あまりみない
治療のポイント
・外傷による長管骨骨折/骨盤骨折や整形外科手術を受けた患者が,急性に意識障害や呼吸障害をきたした場合には,本症候群を疑う.
・特異的な治療法はないが,臓器障害をきたした場合は人工補助療法を含む集中治療を要する.
・本症候群の確実な予防法はないが,骨折治療を可及的すみやかに行うことで発生率を減少させうる.
◆病態と診断
A病態
・脂肪塞栓は,脂肪滴が循環系に流入し微小血管を塞栓する病態であり,多くの場合,長管骨/骨盤の骨折または手術によって骨髄中の脂肪が循環系に流入する.脂肪塞栓自体は多くの骨折患者で発生しているが,そのうちの一部が臨床症状を呈して本症候群を発症する.心肺蘇生や骨髄移植,脂肪吸引に伴うこともある.
・発症機序は,脂肪滴自体による血管の塞栓とそれに引き続く血液凝固という機械的機序と,脂肪滴の塞栓による血管内皮障害とそれに引き続く炎症反応により臓器障害が惹起さ
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