治療のポイント
・1次閉創が困難な外傷や軽度感染を伴う難治性創傷に画期的な治療法である.
・外科的デブリードマンや止血を十分行ったのちに的確なタイミングで装着する.
・装着後も治療継続適否を見極め,創面の観察や全身状態に注意しながら使用する.
A効果と適応
創傷を密封閉鎖して陰圧環境とすることで創治癒を促進させる局所創管理法である.日本では2010年の保険収載により使用可能となり,現在では周術期創管理から在宅医療における褥瘡管理など,多くの場面において使用可能となっている.
2017年よりNPWTに洗浄液周期的自動注入機能が付いた持続灌流併用局所陰圧閉鎖療法(NPWTi-d:NPWT with instillation and dwelling)も使用可能となり,骨髄炎や重症軟部組織感染症など,局所感染および汚染のある難治性創傷に対しても治療選択肢の1つとなった.2021年4月からは手術部位感染リ