GL頭部外傷治療・管理のガイドライン(第4版)(2019)
ニュートピックス
・頭蓋内圧上昇をきたす病態の解析が,連続脳波,脳組織酸素飽和度(PbtO2),cerebrovascular reactivity,局所脳酸素飽和度(rSO2)などを組み合わせた多元的(multimodality)モニタリングによって行われている.
治療のポイント
・頭蓋内圧を管理する目的は,脳灌流圧(平均血圧-頭蓋内圧)の維持により脳虚血の発生を抑え,2次性脳損傷を防止することである.モニタリングは院内の重症ユニットを利用することが望ましい.
・頭蓋内圧上昇に対して,まずは鎮痛・鎮静を用いた呼吸管理,循環管理,頭部挙上,高浸透圧性利尿薬などの非侵襲的な頭蓋内圧管理を開始する.
・上記により頭蓋内圧が降下しない場合には,髄液ドレナージ,バルビツレート療法,体温管理療法,外減圧または内減圧などの侵襲的な頭蓋内圧管理を行う.