頻度 よくみる
GL2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン
ニュートピックス
・従来,急性下肢動脈閉塞(ALI:acute limb ischemia)の治療に使用されてきたフォガティー・カテーテルによる血栓除去術については,血管が細径となる末梢部位にアクセスできないことが問題であった.ウロキナーゼの供給が不安定になったこともあり,機械的カテーテル血栓吸引療法に使用するPenumbra社Indigoシステムが承認された(2024年2月).
治療のポイント
・急性動脈閉塞に伴うALIは診断・治療ともに迅速性が求められ,一般に発症後4~6時間で神経,筋肉,皮膚の順で障害が出現する.救肢困難な場合は,予後不良である.
・2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドラインにおける「ALIの診断と治療アルゴリズム」が,重症度判定とすみやかな治療戦略立案に有用である.
・血栓除去術を行う際は,血管造影可能な手術室で行い
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/ヘパリンナトリウム《ヘパリンナトリウム》
- 治療薬マニュアル2025/ワルファリンカリウム《ワーファリン》
- 治療薬マニュアル2025/エドキサバントシル酸塩水和物《リクシアナ》
- 治療薬マニュアル2025/アスピリン《バイアスピリン》
- 治療薬マニュアル2025/プラバスタチンナトリウム《メバロチン》
- 今日の治療指針2025年版/突然の胸痛―緊急検査と応急処置
- 今日の治療指針2025年版/大動脈内バルーンパンピング法 [■心肺蘇生・循環系の緊急処置]
- 今日の治療指針2025年版/冠動脈インターベンション
- 今日の治療指針2025年版/虚血性心疾患(外科),冠動脈バイパス術
- 今日の治療指針2025年版/静脈血栓塞栓症(肺血栓塞栓症,深部静脈血栓症)
- 今日の治療指針2025年版/脳神経血管内治療
- 今日の治療指針2025年版/虚血性脳血管障害の外科的治療(血管内治療を含む)
- 今日の診断指針 第9版/深部静脈血栓症