A学会でのトピックス
2024年以降は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が一般診療の一部として扱われるようになった一方,インフルエンザのほか,RSウイルス感染症など多くのウイルス感染症の再流行がみられるようになった(国立感染症研究所webサイト,2024).
さらに,肺炎球菌感染症のほか,A群β溶血性レンサ球菌,いわゆる溶連菌感染による劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS:Streptococcus Toxic shock syndrome)(人食いバクテリア)など重症細菌感染症症例が例年になく多数報告されたため,これらCOVID-19以外の感染症に対する治療や予防が本格的にクローズアップされるようになった.
特にワクチンに関しては,新型コロナワクチンが2024年4月に特例臨時接種から任意接種もしくはインフルエンザワクチンと同じく65歳以上や60~64歳の基礎疾患を有する患者を