頻度 あまりみない
治療のポイント
・1994年以降,国内での発生例は報告されていない.
・中南米,アフリカ,中央~南西アジア,南欧での発生がみられる.
・バイオテロとして用いられたことがある.
◆病態と診断
A病態
・原因は,グラム陽性桿菌である炭疽菌(Bacillus anthracis)である.
・人獣共通感染症であり,環境中では芽胞を形成するため乾燥や熱に強い.
・それぞれ経皮,経口,経気道的に,皮膚炭疽,腸炭疽,肺炭疽を引き起こすが,大半が皮膚炭疽で占められる.
・潜伏期はおおむね数日で,いずれの病型でも菌血症や髄膜炎を合併しやすく致死率が高い.
B診断
・皮膚炭疽における黒褐色の痂皮以外の症状は非特異的であることが多く,流行地への渡航歴や草食動物との接触および摂食歴から疑う.
・確定診断は,皮膚,血液,髄液,糞便などから,B. anthracisを検出することで行う.
◆治療方針
診断もしくは臨床的に疑わ
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