頻度 あまりみない
治療のポイント
・発熱や皮疹などの症状を認め,デング熱やチクングニヤ熱との鑑別が必要である.
・特異的な抗ウイルス薬はなく,症状に応じた対症療法を行う.
◆病態と診断
A病態
・ジカウイルス感染症はフラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによって起こる疾患である.これまで日本では流行地域(中南米,南太平洋,東南アジア,アフリカなど)からの輸入症例が報告されている.
・感染経路としてはジカウイルスをもったヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカなどによって媒介されるが,それ以外に性行為感染,経胎盤感染,輸血による感染が報告されている.
・ジカウイルス感染症には,後天的にジカウイルスに感染することにより起こる感染症であるジカウイルス病と,妊婦に感染して胎児が発症する先天性ジカウイルス感染症がある.
・診断にあたっては,症状が類似し,流行地域が重なっているデング熱やチクングニヤ熱を鑑別診