頻度 あまりみない
GL小児呼吸器感染症診療ガイドライン2022
治療のポイント
・対症療法のみである一方で,「弱毒生ワクチン」での予防がきわめて効果的である.
・中耳炎(7~9%),肺炎(1~6%)では2次感染を考え抗菌薬を用いる.
・急性期の脳炎(0.1%)に対しても特異的治療はない.
・罹患後3~12年で発症する「亜急性硬化性全脳炎」(0.05~0.1%)に対しては,延命・症状進展抑制の目的で,イノシンプラノベクスの内服療法と,インターフェロンの脳室内投与を併用する.
◆病態と診断
A病態
・麻疹ウイルス(MV:measles virus)(Paramyxovirus科Morbillivirus属,エンベロープを有する1本鎖RNAウイルス)の初感染によって起こる,急性感染症である.
・ヒトからヒトに最も感染しやすい疾患の1つ(基本再生産数12~18)で,水痘と同様に空気感染する.
・MVの自然宿主はヒトの
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