頻度 あまりみない
GL1コリスチンの適正使用に関する指針-改訂版-2015
GL2チゲサイクリンの適正使用のための手引き2014
ニュートピックス
・2023年11月末に製造販売を承認されたセフィデロコル(フェトロージャ)は,治療の新たな選択肢の1つとして期待される.
治療のポイント
・感染症か保菌かを判断し,治療の適応を決定する.
・複数の耐性機序があり菌株により薬剤感受性が異なるため,抗菌薬の投与前に薬剤感受性検査を行う.
・多くの薬剤に抵抗性を示し使用可能な薬剤は限られるため,複数の薬剤を組み合わせて治療することも考慮する.
・治療においては,抗菌薬の投与のみならず感染源のソースコントロールが重要である.
◆病態と診断
A病態
・アシネトバクターはブドウ糖非発酵のグラム陰性桿菌であるが,乾燥した環境でも長期間生存し,広く自然界に存在する.
・病院の床などの院内環境からも高率に分離され,海外などで多数の院内感
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム《オルドレブ》
- 治療薬マニュアル2025/チゲサイクリン《タイガシル》
- 治療薬マニュアル2025/セフィデロコルトシル酸塩硫酸塩水和物《フェトロージャ》
- 臨床検査データブック 2025-2026/結核菌群リファンピシン耐性遺伝子検出 [保]*
- 臨床検査データブック 2025-2026/メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症
- 新臨床内科学 第10版/1 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症
- 新臨床内科学 第10版/3 抗菌薬の選択指針
- 新臨床内科学 第10版/多剤耐性アシネトバクター感染症
- 今日の診断指針 第9版/セラチア感染症
- 今日の診断指針 第9版/カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症
- 今日の小児治療指針 第17版/緑膿菌感染症
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