診療支援
治療

インフルエンザ [■5類感染症-定点把握]
influenza
石田 直
(倉敷中央病院・副院長(岡山))

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GL1成人の新型インフルエンザ治療ガイドライン 第2版(2017)

GL2JAID/JSC感染症治療ガイド2023

ニュートピックス

・2023~2024年シーズンは,流行が例年より早期から始まり,4シーズンぶりに定点あたりの報告数が警報レベルを超えた.

治療のポイント

・発症より48時間以内に抗インフルエンザ薬を投与することが有効である.

・重症化のリスクがある人には,積極的に抗インフルエンザ薬の投与を行う.

・健常若年者でも重症化することがあり,状態に応じて抗インフルエンザ薬の使用を検討する.

◆病態と診断

A病態

・オルソミクソウイルス科のインフルエンザウイルス(A型,B型)による,冬季の代表的な急性呼吸器感染症であるが,近年,冬季以外の流行もみられるようになった.

・A型ウイルスは,エンベロープ表面のヘマグルチニン(HA:hemagglutinin)とノイラミニダーゼ(NA:neurami

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