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GL1JAID/JSC感染症治療ガイド2023
GL2抗微生物薬適正使用の手引き 第三版(2023)
治療のポイント
・感染性腸炎は,多種多様な病原体が関与しており,症状,所見,経過,便性状,腸管外症状,患者背景,季節性,海外渡航歴,ペットの飼育などを参考に,原因の評価を検討する必要がある.
・多くはウイルス性であり,一般的には病原微生物に対する特異的な治療は要さず,補液や下痢・嘔吐に対する対症療法が中心となる.
・血圧低下や悪寒戦慄など菌血症を疑う症状を有している場合,入院を要する状態の場合,免疫不全などのリスクが高い背景を有している場合は,抗菌薬によるエンピリック治療を検討する.
・病原微生物が判明している場合は,症状や背景に応じ抗菌薬投与を検討する.
◆病態と診断
A病態
・感染性胃腸炎は多種多様な病原体の関与が考えられ,一定の疫学パターンをとらないことが想定されるが,実際は主にノロウイ
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