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ニュートピックス
・近年の高度先端医療に伴う免疫低下宿主の増加と遺伝子学的診断の進歩により,ノカルジア症の報告数が世界で増加している.
治療のポイント
・ST合剤が第1選択薬となる.
・免疫不全,脳病変,播種性病変の有無によって抗菌薬投与量を考慮する.
・6~12か月の抗菌薬治療が必要となることが多い.限局性の膿瘍には,切開排膿を行う.
◆病態と診断
A病態
・土壌や自然水(湖沼,河川,海)など自然界に広く分布し,これまで90種類近くの種類が報告されるノカルジア属(Nocardia spp.)細菌による感染症である.日本での発生率は不明であるが,米国では年間約1,000例のノカルジア症が報告されている.
・主に日和見感染症としてみられ,背景の基礎疾患としては悪性リンパ腫,白血病,癌,AIDS,膠原病,臓器移植,副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬投与などの細胞性免疫低下状態や肺の基礎疾患が重要で
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