頻度 ときどきみる
治療のポイント
・動物に咬まれたあとは,すみやかに流水で洗浄することが重要である.
・創傷が関節,腱,骨などに達していないか,深さ,異物の有無,美容上の影響,創傷遠位の神経血管の状態,感染の徴候などを評価する.
◆病態と診断
・動物の口腔内にはさまざまな病原体が存在するため,咬まれることにより創部感染を起こすことがある.
・動物の種類によって固有の病原体を保有していることがある(例:イヌのCapnocytophaga canimorsus,ネコのPasteurella multocida,Bartonella henselae,ネズミのStreptobacillus moniliformis,Spirillum minus,ウサギのFrancisella tularensisなど).
・ウイルス感染症としては,清浄国以外の地域での動物咬傷では狂犬病が問題となることがある.またマカク属
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