頻度 あまりみない
GL寄生虫症薬物治療の手引き2020(改訂第10.2版)
治療のポイント
・病型により治療が異なることに留意する.
・保険適用がある薬が少なく,治療薬が使用できる医療機関も限定されることに留意が必要である.
◆病態と診断
A病態
・原虫であるトキソプラズマによる感染症である.ネコ科動物を終宿主とし,哺乳類・鳥類などあらゆる恒温動物に感染する.ヒトへの感染は,加熱が不十分な肉の喫食によることが多い.
・妊婦がトキソプラズマ原虫に初感染すると,経胎盤的に胎児に感染して生じる先天性トキソプラズマ症を生じることがある.先天性トキソプラズマ症の症状は,水頭症,脈絡網膜炎,脳内石灰化,精神・運動障害の4徴が知られている.
・トキソプラズマ原虫は嚢子として人の筋肉や脳に潜伏しているが,HIV感染者や強力な化学療法中の免疫不全状態ではトキソプラズマ原虫が急速に増殖し脳炎や播種性感染を呈する.トキソプラズ
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