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GL成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解 2023年改訂
ニュートピックス
・国際ガイドラインのアップデート,アミカシンリポソーム吸入用懸濁液の難治性肺MAC症への保険適用,また複数の抗菌薬が保険審査上,認められるようになったことに対応する形で,「成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解 2023年改訂」が作成された.
治療のポイント
・重症度や患者の希望などを考慮し,経過観察するか化学療法を実施するかを検討する.
・治療開始のためには,喀痰からの非結核性抗酸菌の2回の陽性と菌同定が重要である.
・空洞を有する例,病変が広範囲に及ぶ例や塗抹陽性例では,不必要に治療を遅らせない.
◆病態と診断
A病態
・非結核性抗酸菌(NTM:nontuberculous mycobacteriosis)は,結核菌群とらい菌を除いた約200種類の抗酸菌の総称で,水や土壌などに常在する弱毒菌であり,ヒトか
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