診療支援
治療

悪性胸膜中皮腫
malignant pleural mesothelioma
木島貴志
(兵庫医科大学医学部主任教授・呼吸器・血液内科学)

頻度 あまりみない

GL悪性胸膜中皮腫診療ガイドライン2023年版

ニュートピックス

・1次治療において,ニボルマブ+イピリムマブ併用による複合免疫療法が主流となっている.

治療のポイント

・Ⅰ~Ⅲ期で,集学的治療チームにより肉眼的完全切除可能と判断した上皮型症例に対して,シスプラチン+ペメトレキセドによる術前化学療法後に,胸膜肺全摘術(EPP:extrapleural pneumonectomy)+術後片側胸郭照射あるいは胸膜切除/肺剥皮術(P/D:pleurectomy/decortication)+術後同レジメンによる補助化学療法を行う.

・PS 0~2の上皮型症例に対して1次治療としてニボルマブ+イピリムマブ,2次治療としてシスプラチン+ペメトレキセドを行う,もしくは1次治療としてシスプラチン+ペメトレキセド,2次治療としてニボルマブを行う.

・PS 0~2の非上皮型症例に対して1次治療としてニ

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