今日の診療
治療

特発性肺線維症
idiopathic pulmonary fibrosis(IPF)
舩津洋平
(立川病院・呼吸器内科医長(東京))

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GL特発性肺線維症の治療ガイドライン2023(改訂第2版)

ニュートピックス

・「特発性肺線維症の治療ガイドライン2017」が2017年に作成されたが,2023年に新たなエビデンスを加えて改訂第2版が作成された.

治療のポイント

・慢性進行性の疾患であり不可逆性であることから,早期診断,早期治療介入が望ましい疾患であることを念頭におく.

・抗線維化薬導入にあたっては,副作用や高額な薬価などについて患者説明をしっかりと行う.

◆病態と診断

A病態

・肺線維症の発症プロセスは,①上皮の損傷,②Ⅱ型肺胞上皮細胞(AT2細胞)の増殖による再生,③炎症性サイトカインの発現とマクロファージのM2分化と誘引,④上皮細胞とマクロファージに発現するTGFβやPDGF-Aによる線維芽細胞の増殖・線維化,とされている.

B診断

・線維性過敏性肺炎やじん肺などの環境・職業性曝露に起因する間質性肺疾患,膠原病に伴う間

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