今日の診療
治療

肺動脈性肺高血圧症
pulmonary arterial hypertension(PAH)
守尾嘉晃
(国立病院機構東京病院・呼吸器センター部長)

頻度 ときどきみる

GL12022 ESC/ERSガイドライン 肺高血圧症の診断と治療 ESCポケットガイドライン

GL2肺高血圧症治療ガイドライン(2017年改訂版)

GL3特発性/遺伝性肺動脈性肺高血圧症(IPAH/HPAH)診療ガイドライン(2019)

ニュートピックス

・ESC/ERSガイドラインの2022年改訂版では,肺血行動態の診断基準が安静時右心カテーテル検査の実測で平均肺動脈圧>20mmHgの場合を肺高血圧症(PH)とし,前毛細血管性PHは肺動脈楔入圧≤15mmHg,肺血管抵抗>2WUと定義された.また記載が一時期途絶えていた運動誘発性PHの定義が,安静時から運動時の平均肺動脈圧/心拍出量スロープ>3mmHg/L/分と見直された.

・同ガイドラインの治療アルゴリズムでは,心肺併存疾患がないPAH患者と心肺併存疾患があるPAH患者にそれぞれの治療指針が提示された.

治療のポイント

・鑑別診断

残り約6200文字

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