頻度 あまりみない
治療のポイント
・ほとんどは無症状だが,長期合併症リスクを考慮し経カテーテル治療を考える.
・菌血症リスクのある手技の実施時には予防的抗菌薬投与を考慮し,静脈点滴時の空気迷入に注意し,スキューバダイビングを避けるよう指導する.
◆病態と診断
A病態
・肺動静脈奇形によって生じる肺動脈と肺静脈の毛細血管を介さない短絡のことを肺動静脈瘻とよび,酸素化されない肺動脈血が直接的に体循環に流入することにより,動脈血酸素分圧の低下を呈する疾患である.
・ほとんどが無症状だが,重症例は労作時呼吸困難やチアノーゼを呈し,platypnea orthodeoxia syndrome(POS,坐位で低酸素傾向となり,臥位で酸素化が改善する症状)を生じる場合もある.また,血栓・空気・細菌などが毛細血管で取り除かれず体循環に流入することから,全身に血栓・空気塞栓・血行性感染を生じうる.
・特に流入血管が3mm