頻度 ときどきみる
GL1膿胸治療ガイドライン(2023)
GL2JAID/JSC感染症治療ガイド2023
ニュートピックス
・これまでAmerican Association for Thoracic Surgery(2017)やBritish Thoracic Society(2005)発行のガイドラインはあったが,本邦においては初めての膿胸治療に関するガイドライン「膿胸治療ガイドライン」(2023年)が日本呼吸器外科学会から発刊された.
治療のポイント
・原則として胸腔ドレナージと抗菌薬投与を行う.
・嫌気性菌,Streptococcus anginosus群などの口腔内常在菌,黄色ブドウ球菌などが主な原因菌として想定される.
・急性膿胸には,掻爬術(剥皮術)を行う(GL1強い推奨,エビデンスの強さ中).
◆病態と診断
A病態
・膿胸は肺外・胸腔内に膿が貯留した病態であり,肺炎随伴胸水,結核性胸膜炎,癌性
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/(合剤)アンピシリンナトリウム・スルバクタムナトリウム《ユナシン-S》
- 治療薬マニュアル2025/ラスクフロキサシン塩酸塩《ラスビック》
- 治療薬マニュアル2025/クリンダマイシンリン酸エステル《ダラシンS》
- 治療薬マニュアル2025/メトロニダゾール《アネメトロ》
- 治療薬マニュアル2025/(合剤)タゾバクタム・ピペラシリン水和物(タゾピペ)《ゾシン》
- 治療薬マニュアル2025/メロペネム水和物《メロペン》
- 今日の治療指針2025年版/無芽胞嫌気性菌感染症 [■その他]
- 今日の治療指針2025年版/胸膜炎
- 臨床検査データブック 2025-2026/ブドウ球菌感染症(MSSA,MRSA,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)
- 新臨床内科学 第10版/1 カンジダ症
- 今日の診断指針 第9版/メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症
- 今日の診断指針 第9版/深在性真菌症
- 今日の小児治療指針 第17版/無芽胞性嫌気性菌による感染症
- 今日の小児治療指針 第17版/深在性真菌感染症