診療支援
治療

がん治療に伴う心臓有害事象
cardiotoxicity with cancer therapy
赤澤 宏
(東京大学講師・循環器内科学)

頻度 情報なし

GL1Onco-cardiologyガイドライン(2023)

GL22021年 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療

治療のポイント

・がん治療による心臓有害事象の可能性を念頭において,できるだけ早期に診断して治療を開始する.

・心臓有害事象の原因となるがん治療の中断や変更,あるいは継続については,心臓有害事象の重症度や,他の有効ながん治療法の有無,がん患者の臨床状態や予後,QOLなどを十分に評価し,がん治療医と循環器医が緊密に協力して決定する.

・治療の進め方は非がん患者の場合と同様である.

◆病態と診断

A病態

・心機能障害・心不全(CTRCD:cancer therapy-related cardiac dysfunction)は,アントラサイクリン系抗がん薬や,HER2阻害薬,血管新生阻害薬,チロシンキナーゼ阻害薬,プロテアソーム阻害薬,RA

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